カテゴリ:戦術機( 20 )

戦術機誕生に対する疑念

またくだらない考察ネタです。

前回、F-106以降の機体が何で採用されなかったかを説明した訳ですが。
今回はアメリカ空軍のドクトリン変化を、史実と重ね合わせて説明しようかと。

史実では1945年に第2次世界大戦が終結しますが。マブラヴ世界では44年に終わってます。
まぁこの一年の差は微々たる物なので置いといて。注目したいのは勝因。
ドイツに原爆を落とした事で決着つけてます。南無阿弥陀仏……。

話を史実に戻すと、実はこの『原爆投下』って事実が無いと戦後アメリカ空軍を語れません。
なにせ原爆投下を含めた戦略爆撃に味を占めた空軍(当時は陸軍航空隊)は、朝鮮戦争以後、核使用前提の戦略爆撃を主軸に据えた兵器展開を進めていきます。
代表例はF-105。胴体に核弾頭搭載用のウェポンベイ(NAM戦中は燃料タンクに改造してたとか)が有りましたからね……。
当然マブラヴ世界でも同様の動きが出たのは想像に難しくなく、核搭載中心の戦闘機ばかりになったんでしょう。

そして史実ではNAM戦勃発とエネルギー機動理論(乱暴に言えば、推力ロスが少ない機体の方が有利って理論)誕生によって、F-15やらF-16に繋がってくわけですが。
マブラヴ世界ではエネルギー機動理論の有無は確認できませんが、NAM戦は間違いなく起こってない。
もっとも45年の終戦時から、ヴェトナムはフランスと喧嘩してましたが……。
加えてエネルギー機動(E-M)理論は、正真正銘の“ドッグファイトの為の理論”で、BETA(特にレーザー級)出現後には多分回避機動位にしか応用のしようが無かったんじゃないかしら?
ちなみに両者には密接な関係が有り、始めにション・ボイドがE-M理論を提唱してましたが、空軍としては“戦略爆撃で敵を圧倒できる”と考えていた為、だからどうしたといった感じの冷たい扱いを受けます。
しかしながらNAM戦が勃発すると、ソ連機が機動性重視の機体ばかりを連発していた為、F-100を初めとしたセンチュリーシリーズは歯が立ちませんでした。
なにせ運用重量10t超が当たり前の戦闘機が、半分程度のミグ相手にドッグファイトする訳ですから。
しかもWW2当時の零戦相手なら圧倒的な速度差が有ったので航空優勢を保てましたが、NAM戦のミグとはそんな速度差は無い。
逃げられない→逃げられないからドッグファイトに入る→勝てない。と言う不幸な連鎖が続きました。
実戦でE-M理論が正しいと証明されたわけですね。

しかしながらマブラヴ世界では、この理論が発表(64年)される前にBETAが出現(59年)。
その10年後にはカシュガルハイヴも出現し、戦闘機開発なんて状態じゃなくなります。
つまり、この理論を用いた史実のF-15・F-16は、理論ごとまったく無用の長物に。
恐らく代わりに登場したのが、機械化歩兵装甲『ハーディマン』と戦術機(の前身MMU)を用いたドクトリンではなかったのではないかと。
ちなみに、核使用前提の戦略爆撃がBETA相手に通用しない事はカナダで実証済みですし。
当時の戦車・攻撃ヘリは恐らくBETAに蹂躙されまくったであろう事は想像に難しくない。

で、戦術機の登場になる訳ですが、ここで注意したいのが開発開始時期。
号令を掛けたのは67年ですがこの年は、史実でF-111が運用始まった年だったりします。
さらに興味深いのが67年だと、まだマクナマラさんが国防長官やってる頃です……。
そしてF-4が74年に運用開始。この間10年も経ってない。
何でこんなにスピード開発だったのかと言えば、恐らくMMUの開発計画と、途中で統合させたのではないかと。
現実のマクナマラさん、結構無駄と思えるところはガンガン圧縮してるので。

最終的に何が言いたいかと言うと、恐らく戦術機は人類の希望でもなんでもない。
単純に既存技術となった大型ロボットのガワを使った、予算獲得の為の道具に過ぎなかったのではないかと。
恐らく効率悪いとかは二の次だったんだろうなぁ。
最後に、アメリカはG弾ドクトリンに移行しますが、これは現在の精密爆撃至上主義へのオマージュかと。

しかしここまで史実を引用しないと、話が見えてこない創作物って知らないなぁ……。
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by M933 | 2012-08-16 16:03 | 戦術機 | Comments(0)

戦術機開発に対して、いやらしい方向からの考察

なんかね、TEアニメ始まってから『戦術機()』な事になってる所が多いので、個人的な考察など。

まず、戦術機は戦闘機の名前をそのまま使用してる点からして、技術分岐が史実と違ってますが。
個人的に着目したいのが、その始祖たるF-4ファントムⅡ。

史実ではこの前にF-100から始まる壮大な税金の無駄遣い。
センチュリーシリーズが有るんですが、メカ本なんかの資料を漁ると、F-105サンダーチーフ辺りまでは飛行機として存在してるみたい。
F-106デルタダートはどうなってんのか知りませんが。史実での初飛行が一年違いなので、多分存在してると思う。
で、この後のF-107からF-109までは、正式採用に到ってません。試作・計画段階でキャンセル喰らってます。
そして一足飛びにF-110“スペクター”。後のF-4C“ファントムⅡ”に飛びます。

その史実を踏まえてみると、戦術機・F-4が登場できたのは、このセンチュリーシリーズのドサクサ・ゴタゴタが有ったから。じゃないかと。
実際F-107以降の戦闘機がキャンセルになった理由ってのが

F-107=F-100の改造。F-105の競争試作で、F-105の採用でキャンセル。
F-108=XB-70・ヴァルキリーの護衛機。ICBMの発達でXB-70とセットでキャンセル。
F-109=VTOL機開発計画と思われ、計画初期段階で整理の為キャンセル。

と、開発に失敗してどうこうじゃなく、競争試作・整理の為にキャンセルされたものなんですよね。
ついでに、この決定の裏にはCoD:BOでお馴染みのマクナマラ長官が居たり。
このマクナマラさん、空軍の航空機乱立具合を見てどっかの髭の如く
『諸君。君らは空軍内になぜ百貨店など作ろうとするのかね?』
と言わんばかりに、予算削減のための大鉈を振るい始めます。
その後『真の合理化とはこう言うものだ』と、F-4の取得に踏み切る訳で。
何気に空軍・海軍・海兵隊と、米軍がF-4だらけになったことは説明する必要も無く……。
で、これらの決定が成されたのが1960年代前半くらい。

ココの所で、マブラヴ世界にマクナマラさんが居たかどうかは判りませんが。
『諸君。BETAに対抗するには飛行機が不要なのは判るね?』
位の勢いで、空軍の戦闘機計画を潰したのは間違いないんじゃないと……。
もしかしてマブラヴ世界だと、2000年の時点でもF-105とか現役なのか知らん?
ただ、F-4戦闘機の海軍での運用開始は1960年。F-4戦術機の配備開始は1974年……。
うーん。若干遅すぎなような気がする様なしない様な。
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by M933 | 2012-08-04 10:23 | 戦術機 | Comments(0)

アニメのトータルイクリプス始まりましたねー

『お前ドンだけ前の話をしてるのか』と、お叱り受けそうですが……。

まぁ原作の小説を読んでいるので、当初多くは期待してなかったんですが。
一話からまさかあんな展開になるとは……。
良い意味でも悪い意味でも、期待を裏切られた感じですね。

と言うか、京都陥落が98年となっているんですが。
あの時点で、既に篁は衛士になってたんですねー。
そして1・2話で、原作の篁の態度がどうしてなのか、理解できた気がする。

で、映像になって不思議に思う事が一つ。
劇中F-4J撃震がチラホラ登場するんですが……。
なんかA3や本編の撃震より、妙に色が薄い。国連ブルーや米軍ブルーに近い感じのグレーなんですよね。

そしてここから妄想炸裂なんですが、実物のF-4EJ戦闘機(改も含む)。
現在は濃淡のグレー塗装なんですが、EJ納入直後はグレーとホワイトのツートンカラーでした。
この切り替わりが92年からと言う事なんですが。確か完全移行したのって、95~96年位だったような……。
もしかしてアニメで色が薄いのって、この『旧制空迷彩』を使用していた事を示してるんでしょうかね。
はたまた大戦末期のドイツ軍同様、資材の不足や工場が破壊された事で塗料の調合が出来なくなったのか……。
どっちにしても、実機の塗装が変わったを表現してるなら感心ですわ……。

再現したいなあの塗装。早くF-4のノンスケールプラモお願いしますコトブキヤさん。

あぁそうそうOPは酷かったけどな。
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by M933 | 2012-07-14 04:01 | 戦術機 | Comments(3)

祖のオオスズメバチ

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F-18戦術機、クリアー塗装残して出来上がりました。
いやー長かった。そして面倒臭かった。

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デカールも貼ったんですが、なんか目立たないですねぇ(低視度迷彩だから当たり前だ)。
とりあえずジャンプユニット基部もぶち壊れたので、ジョイントを一つ追加。
お陰でかなり広く動くようになりました。まぁ、そんなに動かしてどうするって話でも有りますが。

しかし作ってて、目立つ挟み込みパーツが多くて難儀した。
特に前方展開兵装担架関連パーツは、余りにもあんまりだったので、軸はほぼ新造して後ハメ可能に。
ついでにポリパーツ化して、動きを良くして見た。画像忘れたけど。

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手はイエサブの極め手に交換。お陰で1/6ハンドガンを持てるようになりました。
なんかこうしてみるとずんぐりむっくりな感じが……。後ジャンプユニットちいせぇ。

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んで、マーキング類はF型・試作1号機仕様で仕上げました。
ただ、実機のE型・試作1号機に使うデカールを流用したので、多分実際のF型・試作1号機の塗装とは異なる。

あ、『マクダネル・ドグラム』名義じゃなく、リアルの『マグネルト・ダグラス』のまま貼っちゃった……。
まぁ、いいか。
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by M933 | 2012-01-29 22:43 | 戦術機 | Comments(3)

翅をもがれて……

はい。最近すっかりご無沙汰しておりました。
正直、日記に書くようなネタがない(いや、有るには有るけど時間が……)。
で、仕方ないのでF-18の進捗等を。

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四肢が付きました。ジャンプユニットと兵装担架はこれから。
しかしこうして見ると、実に地味な色あいに……。

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背面からはこんな感じです。
作ってて思ったんですが、四肢の大半が挟み込みパーツで合わせ目消しが面倒な上に。
肘・膝間接部にカバーが付くんですが、これも目立つ位置に合わせ目が……。
ついでにカバーは現在加工中なので付いてません。あと兵装担架システムの基部を交換。

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こんな真似が出来るようになりました。あんまり意味無いけどな!

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しかし夜に冷え込むのが痛いなぁ。
そう言えば、来月・再来月とフミカネ神姫が続きますね。さて、どこに配属しようか。
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by M933 | 2012-01-25 23:36 | 戦術機 | Comments(3)

古き色

サボってばかりでごめんなさい。

しかしあれだね。年の瀬はやっぱ忙しいね。
その忙しい合間を縫って作ってみたけど……。

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蒼くなくなったF-18って、なんか変だね(爆
カウンターシェード塗装に一応して有るんですが、何処から色変わってるか判ります?

まだこの先が有るかと思うと鬱やわー。まぁ、塗り分けで一番面倒な所(頭部)は終わったけど。
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by M933 | 2011-12-04 01:35 | 戦術機 | Comments(5)

蒼海を舞う金属の蜂

なかなか進まねぇホーネット。愛が足り無いと言うのか……。

いやね。真面目な話、脛や膝。上腕に物凄く合わせ目が目立つんですわ。
んでごしごしヤスリを掛け、現在の状態はこちら。

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カウンターシェード塗装をやる予定。いわゆる制空迷彩ですね。
まぁ、あちこちパターン変えたり、ポイント入れたりでにぎやかにはなるでしょうが。
ただコレ、挟み込み式の間接はどうにかならなったモンだろうか。凄く……塗り難いです……。

そして今回の教訓。サフはちゃんと吹こう。
かなり濃いブルーの上に、エアクラフトグレー(と言うか#308 FS36375)塗るのは辛いわ。
いつもモールドが埋まったりするのを嫌ってサフ吹かないんですが、今回ばかりは吹くべきだった。
ジャンプユニットとかはちゃんと吹いてからやろう。

にしても、そろそろ窓開けての作業がつらい季節ですね。手が痛い足が冷たい……。
ついでに、こころの力を私にください。
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by M933 | 2011-11-22 23:42 | 戦術機 | Comments(5)

蒼いスズメバチ

F-18E/F作り始めました。
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唐突ですが、何で作り始めたかと言うと

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F-4Eが再起不能になりました。
腰と右股間接のAロック接続部にクラックが入って拡がり、完全に固定不能に。
見事にスポスポ……。と言う事で、修理法を見出すまでF-18をアバターに使おうかと。
元々大好きだしね!

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今現在ココまで行ってます。ジャンプユニットなどは後から掛かるつもり。
いや、同時進行でも良いけど、多分塗装段階で混乱すると思うので……。

しかし今回のF-18はあちらこちらに処理に悩む所が。
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これ頭部パーツなんですが、クリアパーツを上側だけで接続する方式なので後ハメが実質不可能。
ひさし部分の裏側にダボが設定して有るので、ひさしを削るはめに陥るという悪夢。
こうなると何の為に後ハメするのかわからないので、接続方式を変える予定。

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後こっちは腕なんですが、肩パーツのノズル部品と基部が一体の為、これも後ハメが面倒な……。
とりあえず、頭捻りつつのんびり組み立てます。あ~めどめど……。
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by M933 | 2011-11-06 21:21 | 戦術機 | Comments(4)

00式TSF 武御雷F 篁唯衣機

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完成。全体をマット仕上げにしてみた。
ツヤツヤてかてかは趣味じゃないんだよね……。

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可動範囲もそれなりに広い。
ただ他の機体(A3)と比べて、若干ジャンプユニットが大きいかな……。ま、そんなに気にはならないけど。

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87式突撃砲の4挺斉射も、アーム差し替えで再現可能。
所で65式近接短刀が何で付属してるんだ?武御雷にはマウントスペースが無い筈だが。

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機体サイズはちょっと大きめだけど、A3と並べても違和感は無い……かな?

あとは……
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by M933 | 2011-08-21 23:14 | 戦術機 | Comments(3)

久しぶりの戦術機記事。

いや、会社が盆休みに入ったので、積みを削るためにも一つ組もうと思ってコレを……。

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武御雷 篁唯依機。(左の黄色いの)
まだ完成じゃないですが、組み立てはほぼ終わり。あとは武器塗装して、クリア吹いて、スミ入れして、艶消し吹いて完成。
ちなみに整形色はそのままに、部分塗装だけで行ってます。それでも結構いい感じ。
つーか、元々ミリ系なんで黄色系塗料無いよ!
デザートイエローとか、そっち系は沢山在庫有るけど。まさかRLM04イエロー(ドイツ空軍機色)やディグロオレンジで塗る訳にもいかんし。
黄桃色は固まってたし。整形色が黄色いならこのまま行こうと。

ついでに色も指定どうりじゃなく、瓶生で塗ってます。黒はテーアシュバルツ。紫はMSパープル。グレーはエクストラダークグレー。
ジャンプユニットノズルとブレード類は、ライトステンレスとスターブライトアイアンの適当混色。
さて。銃は何色で塗ろうかな?メタリック系で塗ろうかソリッド色で塗ろうか……。

後ついでに。
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アーンヴァルライザーMk-2Fの改修機を作りました。と言っても、出来上がったのはかなり前ですが。
デカール今回貼ったので。ランターンと本体とで、デカール使用量の差が激しい
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by M933 | 2011-08-20 23:26 | 戦術機 | Comments(2)