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戦術機開発に対して、いやらしい方向からの考察

なんかね、TEアニメ始まってから『戦術機()』な事になってる所が多いので、個人的な考察など。

まず、戦術機は戦闘機の名前をそのまま使用してる点からして、技術分岐が史実と違ってますが。
個人的に着目したいのが、その始祖たるF-4ファントムⅡ。

史実ではこの前にF-100から始まる壮大な税金の無駄遣い。
センチュリーシリーズが有るんですが、メカ本なんかの資料を漁ると、F-105サンダーチーフ辺りまでは飛行機として存在してるみたい。
F-106デルタダートはどうなってんのか知りませんが。史実での初飛行が一年違いなので、多分存在してると思う。
で、この後のF-107からF-109までは、正式採用に到ってません。試作・計画段階でキャンセル喰らってます。
そして一足飛びにF-110“スペクター”。後のF-4C“ファントムⅡ”に飛びます。

その史実を踏まえてみると、戦術機・F-4が登場できたのは、このセンチュリーシリーズのドサクサ・ゴタゴタが有ったから。じゃないかと。
実際F-107以降の戦闘機がキャンセルになった理由ってのが

F-107=F-100の改造。F-105の競争試作で、F-105の採用でキャンセル。
F-108=XB-70・ヴァルキリーの護衛機。ICBMの発達でXB-70とセットでキャンセル。
F-109=VTOL機開発計画と思われ、計画初期段階で整理の為キャンセル。

と、開発に失敗してどうこうじゃなく、競争試作・整理の為にキャンセルされたものなんですよね。
ついでに、この決定の裏にはCoD:BOでお馴染みのマクナマラ長官が居たり。
このマクナマラさん、空軍の航空機乱立具合を見てどっかの髭の如く
『諸君。君らは空軍内になぜ百貨店など作ろうとするのかね?』
と言わんばかりに、予算削減のための大鉈を振るい始めます。
その後『真の合理化とはこう言うものだ』と、F-4の取得に踏み切る訳で。
何気に空軍・海軍・海兵隊と、米軍がF-4だらけになったことは説明する必要も無く……。
で、これらの決定が成されたのが1960年代前半くらい。

ココの所で、マブラヴ世界にマクナマラさんが居たかどうかは判りませんが。
『諸君。BETAに対抗するには飛行機が不要なのは判るね?』
位の勢いで、空軍の戦闘機計画を潰したのは間違いないんじゃないと……。
もしかしてマブラヴ世界だと、2000年の時点でもF-105とか現役なのか知らん?
ただ、F-4戦闘機の海軍での運用開始は1960年。F-4戦術機の配備開始は1974年……。
うーん。若干遅すぎなような気がする様なしない様な。
by M933 | 2012-08-04 10:23 | 戦術機 | Comments(0)
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